おかわかめの育成について参考にしているホームページなど

オカワカメの育成について、参考にしている便利なホームページなど

www.shuminoengei.jp

NHK趣味の園芸」のサイト。害虫なしは納得いかないけど、過不足ない情報。一般のかたの育成記録なども参考になります。

macaro-ni.jp

macaroniさんの、オカワカメページ。レシピが色々綺麗な写真付きで紹介されていますが、スープ類など葉を入れて加熱する料理は本当に美味しいのか疑問。煮たことある人にはわかると思いますが、結構、湯が汚れます。おそらく独特な灰汁。青臭さとエグミがそのまま出てしまう味噌汁やスープはどうも苦手。あと広告が多いのはマイナス。

 

www.nhk.or.jp

NHK福岡放送局のホームページ。生産量全国トップクラスの農家さんを紹介されています。ところで、おかわかめをスーパーで買った事がある人でも、なかなかスーパーで常時手に入らないと思いませんか。理由は様々あろうかと思いますが、おそらくは「傷つきやすいから、一つ一つ手間がかかる」が一番の理由であろうかと思います。1パック、おそらく100gもなかろうものが200円以上で売られていて、結構な驚きでした。通販はもっと高い…。

www.excite.co.jp

これもNHKテキストの情報をエキサイトさんが掲載されてます。ここで重要なのはβカロテンが豊富で100gあたり1740マイクログラム含まれていると、日本食品分析センターの調べで表記されていること。こういう情報が欲しかった。

www.yamahiko-farm.jp

おかわかめや、色々な野菜を栽培されている農家さんのブログ。プロの栽培話なので、とても参考になります。

www.pharm.kumamoto-u.ac.jp

熊本大学薬学部のページ。ブラジルの話や中国の話など面白いです。

mixi.jp

 mixiのコミュ。写真が豊富、あるあるネタが豊富。爪使って葉を収穫すると爪先が黒くなってなかなか落ちない・・・。 

おかわかめの育成・方法

オカワカメ(雲南百薬 or ぬるっぱ)の育て方

 

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植え付け

春暖かくなってから~梅雨前の時期頃に、ムカゴ(種)を撒くか、苗を植え付けます。ムカゴは浅く植えるようにして、寒さにあたることがなく、乾く時間が長くならないように水遣りを行えば1週間から10日程度で芽を出します。

プランターで育てる場合は、株間が狭すぎるとツルが絡み合ってしまうため、ある程度(30cm)程度は離した方がよいです。土質は特に拘りません。

その年に十分成長させて、収穫やグリーンカーテンを楽しむ…のなら上記の時期ですが、夏であろうが、初秋であろうが成長できる気温であれば春植え、秋植えいつでも構わないと思います。なぜなら、オカワカメは多年草です。  

つまり、冬越しをさせることで株を大きく成長させることができます。多年草は1年目より2年目以降の方が、たくさん葉を茂らせます。なので、もう夏が終わったから、また来年ムカゴ(種)や苗を買って植えればよい~のではなく、思い立ったその時から育てて、少しでも根塊を大きく成長させた方が、より楽しむことができます。

日常の管理

水遣り

水を好みます。水はけが普通にできている状態で、水をあげすぎて腐ったなどということはありません。地植えで十分に育った株には水遣りをする必要はありません。乾燥した日が何日も続いて、朝に葉が元気が無い時は水遣りをして下さい。プランターの場合は、乾いたらたっぷりと水遣りをして下さい。水遣りを多くするとムカゴができやすいという情報もあります。

施肥

目的は、食用の葉を収穫することなので、葉肥とよばれる窒素成分が多い肥料が望ましいと考えます。私は有機栽培なので、牛糞で土を整え、追肥として油かすを施します。肥料食いではないので、そこまで神経質になる必要はないと思います。

摘心と誘因

摘心とはつるの先端を切ることです。脇芽の成長を促すことです。ツルムラサキ科のオカワカメはツルムラサキと同じく、放っておくと、ヒョロヒョロとツルが伸びます。ツルが一本だと緑のカーテンにも、葉をたくさん収穫するにも不足なので、適宜摘心することでツルの本数を増やします。誘因ネットを使用する場合は、そのネットの縦のラインに合わせて、ツルを増やすと緑のカーテンに仕立てやすくなります。

そして、増やしたツルはそのままにしておくと、好き放題な方向で伸びてしまうので、適宜誘因して葉に太陽光があたるようにしましょう。葉が葉の裏に隠れて日当たりが悪いと黄色く変色してダメになってしまいます。

 

病気・害虫

病気はないです。日当たりが悪い葉は黄色く変色してやがて枯れますが、それだけ。肥料が足りていないと斑点が出やすいという情報もありますが、株全体でそうなった…ということは経験はありません。

害虫は、多くのホームページや情報サイトで「なし」みたいに書かれていますが、いますよ。

確実に食われているのが「ヨトウムシ」。蛾の幼虫で名前の通り夜にしか活動しないので、日中はまず目にしません。が、収穫した葉にたまについていますし、卵も葉の裏についています。駆除薬もあるのですが、無農薬栽培なので使用せず・・・。

疑惑としてはショウリョウバッタ、ナメクジも…

収穫

成長期に入ったら、日に日にツルを伸ばし葉を茂らすので、収穫して葉を食してしまいましょう。私はなんとなく汚い葉から収穫して見た目を綺麗にしたい派。なので、割れた葉、虫食い葉から収穫して食します。

 

増やし方

ムカゴを収穫して利用する。


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ある程度成長すると、葉の付け根や脇芽の付け根にムカゴができます。それを収穫し、土に転がすか、半分ぐらい埋めると芽を出して、やがて苗になります。一番手軽でオーソドックスな増やし方。

ツルと葉を利用する。

 葉の付け根をツルごと切り、そのまま芽出し用の土に挿したり、水差しにすると根を出します。たまに収穫した葉の付け根から根っこが出ているので、もしやと…と行ってみたら、高確率で増やすことができました。ムカゴから簡単に増やせるので、あえて行う必要もありませんが、ムカゴができてなくても増やせますよということで…

冬越し

オカワカメを育てることでかなり重要。関東の平野部で雪が年に数日ぐらいであれば、特別な寒さが続くことがない限り、地下茎は生き残ります。確実に冬越しをさせたいのであれば、株元に土を盛り、雪や霜から守ること。山間部や関東以北の地では、鉢上げして温かい屋内に持ち込んだ方が確実だと思います。

おかわかめの栄養価について

おかわかめの栄養価について、色々なホームページなどで語られています。

とあるHPには

マグネシウムはレタスの8倍、銅はキャベツの8倍、カルシウムはピーマンの6倍、亜鉛はにらの2.5倍

といった表記がありました。

 

公的であったり、信用度の高い機関の情報としては見たことがありません。これらの情報の一次情報をご存知の方がいたら教えて欲しい・・・。

 

また、例えば「カルシウムはピーマンの6倍」という書き方。

カルシウムの豊富さをうたうのに、なぜ比較対象ピーマンなのでしょうか。

小松菜やモロヘイヤなどはカルシウムが豊富に含まれることは有名なのに…。

上記引用した、とあるHPには

カルシウム :70.8mg/100g」

と表記されています。この情報源もわからないのですが、これを信用したとして…

旭化成ファーマのホームページに掲載されている「食品別カルシウム一覧」と比較します。

小松菜は136mg/80gとありますので、170mg/100g。

大根の葉は78mg/30gなので、260mg/100g。

それなりに含まれてはいるが、豊富に含まれるといえるのでしょうか。

ちなみに、ピーマンのカルシウム含有量は11mg/100g

出展:ピーマン・パプリカの栄養価と効能:旬の野菜百科

全然多くない。全然カルシウムが多くないピーマンと比較して◯倍あるよ…はさすがに宜しくないと思うのです。

マグネシウムも同じ。マグネシウムの含有量を比較するのにレタスは不適切。